向井理「普通の人たちの感情の動きを見て欲しい」 舞台『美しく青く』初日前会見&公開ゲネプロ
エンタメ特化型情報メディアSPICE(スパイス)のサイトにて、執筆記事が公開されました。
向井理さんには、以前この公演についてインタビューさせていただきました。
久しぶりに見た赤堀雅秋作品は、鋭く、そして優しく、いろんな感情が胸に去来する舞台でした。
向井理さんは、舞台上の姿からもとてもストイックな姿勢が伝わって来て、ちゃんと赤堀作品の住人になっていて、いい俳優さんだと思いました。
田中麗奈さん、美しかったし、お芝居もとても誠実で心地よかったです。
大倉孝二さんは、どこにいってもぶれない俳優さんで、だけどちゃんとそれぞれの世界観になじんでいて、芯のある軟体動物のような不思議な魅力があって、大好きです。やっぱりこの人の魅力は舞台で余すところなく体感してこそ伝わってくると思う。
平田満さんも、本当にうまい、すごい俳優さんです。滅多に“名優”という言葉は使わないけれど、平田さんになら使ってもいいかもな、と思いました。
公演はBunkamuraシアターコクーンで本日から28日までです。
余談ですが、かつて大変お世話になったプロデューサーさん、そしてマネージャー時代の信頼する先輩に劇場でお会いできてとっても嬉しかったです。こうやって人との縁が繋がり続けているのは幸せなことです。これからも皆さんと、お仕事で関わっていけたらいいな。
おまけ。ツイッターに書いたこぼれ話です。
そうそう、赤堀さんだけガッツポーズしている写真には物語があって。フォトセッションでカメラマンから「何かポーズを」というリクエストが出て、向井さんと田中さんが戸惑っていたら、赤堀さんが積極的にピースとかガッツポーズとかしてくれたという。
— Ayako Hisada (@ayalaugh) 2019年7月11日
作品的にもポーズはちょっと……という空気を向井さんと田中さんが出していて、そこで赤堀さんがすかさず、ここは俺が!とポーズ担当を引き受けた、という感じでした。言い方あれだけど、俳優二人の気持ちを汲んで赤堀さんが守った、みたいな感じでかっこよかったです。
— Ayako Hisada (@ayalaugh) 2019年7月11日