慢慢走 Walking Slowly

好きなことを、好きなように、ゆっくり綴る。

《舞台》文学座「テラ・ノヴァ」

文学座アトリエの会
「TERRA NOVA-テラ ノヴァ-」
2004年9月7日~23日 @文学座アトリエ

作 : テッド・タリー
訳 : 名和 由理
演出 : 高橋 正徳

文学座アトリエ公演「テラ・ノヴァ」を観劇。 
出演者は、菅生隆之・大滝寛・今井朋彦・古川悦史・横田栄司・助川嘉隆・高橋礼恵。 
演出は、この作品が文学座デビューとなる期待の新星、高橋正徳さん。

今井さんが主役だったんですが、この人は本当に力のある巧い役者さんだなぁ、と実感。アトリエという狭い空間で間近に見る今井さんの、細やかで確かな演技に吸い込まれてしまいました。 

菅生さん。吹き替えの仕事がとても多い、美声の持ち主。役者にとって声って実はすごく大事だなぁ、というのを最近しみじみ思うのですが、菅生さんの美声にすっかり魅了されてしまいました。役柄もすごく菅生さんに合ってたと思う。 

この2人がツートップでやっていて、周囲を固める役者さんも皆さん力のある方々だったので、見ごたえのある良い舞台だったと思います。 

演出について。前半は単調になりがちで間延びした印象を受けてしまった部分もありましたが、でも後半は緊張感が高まり、心にグッとせまるシーンもあり、いい芝居を観たなぁ、と思えました。