高橋惠子主演ではつらつと魅せる、老いと家族の絆を描いた名作舞台『黄昏』稽古場レポート
エンタメ特化型情報メディアSPICE(スパイス)のサイトにて、執筆記事が公開されました。
稽古場にお邪魔した旨をツイートしていましたが、この取材のためでした。
今日は舞台『黄昏』の稽古場へ。久しぶりに石田圭祐さんと石橋徹郎さんにお会いできて嬉しかった。石田さんバージョンのチラシもゲット。石田ノーマン、ぜひ多くの方に見ていただきたい。来週木曜初日です。https://t.co/zRtsXvJJdU pic.twitter.com/9fqOtoM1nh
— Ayako Hisada (@ayalaugh) January 7, 2020
『黄昏』について取材できたことは、2003年の初演を見ているので非常に感慨深いです。その翌年から文学座で働くことになるなんて当時はまったく想像もしていませんでしたが、演出が高瀬久男さん、出演者の中に石田圭祐さんがいらしたという、文学座絡みの公演でした。
初演に出ていた石田さんがノーマン役で再びこの作品に戻ってきたこと、初演と再演の演出をしていた高瀬さんが亡くなられ、同じく文学座の鵜山仁さんが演出を引き継いでくれたこと、初演を見た私が稽古場レポートを書くことになるめぐりあわせ、この作品が繋いでくれた17年。高瀬さん、『黄昏』は今もみんなから愛されていますよ。高瀬さんが遺してくれた宝物の一つです。
高瀬さんは、私の人生を変えてしまったと言ってもいいくらい、自分の演劇人生において重要な演出家です。高瀬さんの舞台を見なかったら、私は文学座で働くことはなかったかもしれません。人との出会い、作品との出会いは本当に大きいですね。もうかなわないけれど、ライターとして高瀬さんに取材してみたかったなぁ。
公演は本日1/16(木)から19(日)までです。