慢慢走 Walking Slowly

好きなことを、好きなように、ゆっくり綴る。

糸井幸之介×土屋神葉×上西星来に聞く~1組の男女が時も性別も超え、何役も演じる音楽劇『春母夏毋秋母冬母』待望の再演

エンタメ特化型情報メディアSPICE(スパイス)のサイトにて、執筆記事が公開されました。

spice.eplus.jp

お三方とも柔らかな雰囲気が素敵で、笑顔の絶えない楽しいインタビューでした。

土屋神葉さんは土屋太鳳さんの弟さんで、太鳳さんが映画「るろうに剣心」にご出演されたとき、アクション監督の谷垣健治さんが「エキストラで一人うまい子がいるから名前を聞いたら太鳳ちゃんの弟だった」というエピソードをTwitterで話されていたのがすごく印象に残っていたので、「この方が噂の弟さん!」と内心テンション上がってしまいました。

神葉さんには、舞台でもぜひその身体能力の高さを発揮していただきたいなぁ。お話を聞いていてもなかなか面白い感性の持ち主だなと思ったので、どのような演技をされるのか楽しみです。

タイトルやインタビュー内容からもわかるように「母」をテーマにした作品で、初演を映像で拝見させていただきましたが、思わず感動してしまうシーンがありました。自分の母親のことを思い出しながら見る方もいると思いますし、自分の子どものことや親としての自分と照らし合わせながら見る方もいるだろうし、見る人によって見方もそれぞれなんだろうなと思いました。今回の再演、実際に劇場で観たらまた違う感情が生まれるかもしれません。見に行けたらいいな、と思いつつ、どのキャストで見るのかものすごく迷ってしまいそう!

第五十四回 紀伊國屋演劇賞が発表されました

本日、第五十四回 紀伊國屋演劇賞が発表されました。

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なんと、文学座の亀田佳明くんが堂々の個人賞受賞!これはもう本当に嬉しいニュースです。

ayalaugh-tmc.hatenablog.com

ayalaugh-tmc.hatenablog.com

亀田くんの受賞対象作品、両方見ていました。

亀田くんのことは、つい先日見に行った『タージマハルの衛兵』の感想にも書きましたが、はっきり言って、彼が今まで受賞歴なしだった方がおかしいくらいで、実力からいって当然の成り行きなのですが、それでもやはりこうして世間が認めてくれると素直に嬉しいですね。

 私は亀田くんの初舞台を見ていて、それからも数々の出演舞台を見てきました。彼の落ち着きある確実な芝居の能力は、もしかしたら成熟しすぎていて、これまでは彼の年相応ではなかったのかもしれません。当時は「こんなにいい俳優なのに、もっと活躍できるはずなのに」と歯がゆい思いもしましたが、今、この年齢になったからこそ彼の才能が広く認められるようになったのかもしれないな、なんてことを思いました。

亀田くん、本当におめでとう。これからもご活躍を楽しみにしています。そして、また再会できる日を心待ちにしています!

ゲネプロ取材させていただいたNODA・MAP「『Q』:A Night At The Kabuki」から広瀬すずさんが受賞されたのもなんだか嬉しいです。広瀬さん、キラキラしていて素敵だったもんなぁ。またぜひ舞台で拝見したい女優さんです。

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尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助が『新春浅草歌舞伎』に向けて決意表明~「今できる限りのことをやる」

エンタメ特化型情報メディアSPICE(スパイス)のサイトにて、執筆記事が公開されました。

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3人の絆の強さや、伝統継承への思いを感じられる取材会となりました。
時折見せる素の表情が、やんちゃな仲良し若者3人組、って感じで微笑ましかったです。でも芸についての話になると途端にピリッとした空気になるメリハリがさすがだな、と思いました。


3人は現在新橋演舞場で上演中の話題の作品、新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』にご出演中です。それが終わって1週間くらいでもう新春浅草歌舞伎が開幕、と大忙しです。寒い時期なので体調管理が大変だと取材会でもこぼされていましたが、くれぐれもご病気・ケガなどなく無事に舞台を務められますことを祈念いたします!

www.asakusakabuki.com

『警視庁・捜査一課長』は“お約束の展開”がたまらない!? テレ朝刑事ドラマファン必見のキャスティングも

リアルサウンド映画部にて、執筆記事が公開されました。

realsound.jp

自称「テレ朝ドラマウォッチャー」のお仕事です。テレビ朝日の刑事ドラマ『警視庁・捜査一課長』について書かせていただきました。
見始めた頃は、謎解き自体は凡庸だし、なんだかゆるくて変わったドラマだな、なんて思っていたのですが、ほっこり見られる感じがだんだんクセになり、そのうち気づけばすっかり大好きなドラマになっていました。
最初の草稿段階では、書きたいことがありすぎて文字数大幅にオーバーしてしまって、泣く泣く削ったネタもいくつかあります。
このクセになる面白さ、伝われ!

昨年の5月頃、こんなツイートをしていました。この中で原稿に盛り込めたのは笹川刑事部長のコーナーのみでした。 陽月華さん演じる板木刑事が時々見せるマゾッ気も好きなんですけどね(笑)。あと、ギャグ役名については、ダンディ坂野さんが出演したときの伊津発也(いつはつや)とか、マラソン大会にまつわる事件の回(確かメインゲストが柳原可奈子さんだった)に登場したカリスマランナーの名前が戸間漣(とまれん)だったとか、そのへんもくだらなすぎて好きです。

リアルサウンド映画部の記事はヤフーでも配信されるのですが、コメント欄もついていて、ヤフコメ欄というと悪いイメージが先行してしまいますが、さすがにこの記事についているコメントは多分このドラマファンによるコメントだったので面白く読ませていただきました。

実はリアルタイム視聴できていなくて、これから録画で観ます……。今回はどんなすっとこどっこいな展開か楽しみ!(そんな期待の仕方)

年明け1/3のスペシャルも楽しみですね~!

《舞台》新国立劇場『タージマハルの衛兵』

新国立劇場小劇場にて、ことぜんシリーズ第三弾『タージマハルの衛兵』を鑑賞してきました。

この公演のキャストが発表になったとき、

 と書きました。成河さんも亀田くんも、自分にとって浅からぬご縁のある役者で、そんな二人による二人芝居、これはもう見る以外の選択肢がありませんでした。本当に楽しみに見に行って、期待以上でした。

終演後、亀田くんとの嬉しい再会を果たすことができました。私が文学座を辞めて10年、亀田くんの舞台はいろいろ見てきたけれども、しっかり面と向かって会ったのはもしかしたら10年ぶりだったかも?そう遠くない未来に亀田くんにライターとしてインタビューできる日が来るといいな。今だからこそ、いろんな話を聞きたいです。

成河さんとも会って話したけれど、まだまだ聞きたいことや話したいことがたくさんあって、また必ず会いたいです。作品のことだけじゃなくて、もっと大きな話、演劇全体のこととか、とことん話したい。

本当にこの舞台、今後の演劇界を間違いなく牽引していく二人の共演という希望に満ちあふれたものだということを痛感しています。演出の小川絵梨子さんの素晴らしい仕事に心から感謝します。小田島創志さんの翻訳も見事だったと思いますし、衣裳も、美術も、音響も、照明も、全部素敵でした。素敵な舞台を見た後に、その世界からなかなか現実に戻れず、脳が痺れたままになる感覚が気持ち良かったです。

www.nntt.jac.go.jp