えんぶのウェブサイト「演劇キック」にて、執筆記事が公開されました。
近年『熱海～』関連は何度か取材しているので、今回の上演も非常に楽しみにしていました。稽古場を取材できて光栄です。
ちなみに『熱海～』レジェンドの加藤健一さんと、文学座の小林勝也さんにも、別取材のときに少し『熱海～』に関するエピソードを教えていただきました。
本当にすべてのキャストの方が魅力的で、全バージョン見たい！と思わせてくれました。シャッフルでは多和田さんの水野が見られるのか？という興味もあるし……(笑)。
佐々木ありささんが「この戯曲はそれぞれの個性がちゃんと反映されながらも、それぞれが水野に見えるところが面白い」とお話しされたときに、もう首がもげるほどうなずいてしまって、佐々木さんが（あの人すごいうなずいてる……）という目でこちらをご覧になるほどでした(笑)。
『熱海～』は本当にそこが魅力で、水野だけでなくすべての役において、同じ俳優でやっても、同じになることなんて一度としてないし、ましてや役者が違えば、まったく違う『熱海～』になるところがとても面白く興味深いのです。『熱海～』が50年上演され続けているのはそういうことだと思います。役者本人の人間性が投影されてしまうからこそ、そんな役者が見たくて私は何度でも『熱海～』を見たいと思ってしまうのです。
本番の舞台を拝見するのが本当に楽しみです！
