慢慢走 Walking Slowly

好きなことを、好きなように、ゆっくり綴る。

『トムとディックとハリー』

小田島先生にインタビューした記事はこちら。

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宇宙Sixは、江田さん出演の『THE BLANK! 』

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原さん出演のKOKAMI@network vol.17『地球防衛軍 苦情処理係』

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と取材執筆しており、山本さん出演の『相対的浮世絵』、宇宙Sixメンバー全員出演の『のべつまくなし・改』を観劇しております。

宇宙Sixの皆さんの今後のますますの活躍が楽しみです。

早くみんなが安心して舞台に足を運べるようになりますように。

 

「火山灰地」のこと

10年前、当時は開館前のKAATで勤務していました。

ある日の残業後に職場の先輩方にお誘いいただき、近くのお店で遅い晩御飯をご一緒させていただいたのですが、演劇について語る先輩方のあまりの熱さに強い刺激とショックを受けたことは今でも忘れられません。

自分も何らかの形でずっと演劇に関わり続けていて、演劇に対する情熱は持っている方だと思っていたけれど、先輩方の熱量とは比べ物にならず、自分はまだまだだなぁ、と思い知らされたのでした。KAATはそういう熱い人たちの集まりで、本当に刺激的な職場でした。

そのときにぼんやり思っていたのが「10年後くらいに、私は彼らのような熱量を持って演劇について語れるだろうか。そんな自信ないな」ということでした。

あれから10年が経ち、ハッキリ言ってあの頃の先輩方のような熱い語りは、やっぱり私にはできません。でも、あの頃は呆然とその話を聞いて感心するだけだったけれど、今ならばその話に寄り添い、乗っかることができる、くらいにはなれたかなと思います。

あのときの話の中で一番ショッキングだったのは、中学生のときに久保栄の「火山灰地」を舞台で見て、よくわからなかったけど戯曲を購入して読んだらめちゃくちゃ面白くて、それから演劇にはまった、という某氏の話。

先日たまたま久しぶりに「火山灰地」というワードを聞く機会があり、そんな10年前の出来事を思い出していたのでした。

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久保栄/火山灰地

10年前に向き合わずにそのままにしてしまった「火山灰地」と、今度は向き合ってみたいと思います。 

勘九郎と七之助が初の歌舞伎生配信に向けて意気込みを語る 『中村勘九郎 中村七之助 歌舞伎生配信特別公演』

エンタメ特化型情報メディアSPICE(スパイス)のサイトにて、執筆記事が公開されました。

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7月18日(土)・19日(日)に生配信される『中村勘九郎 中村七之助 歌舞伎生配信特別公演』について、勘九郎さんと七之助さんにお話しを聞きました。

中村屋を背負って立つ若いお二人の歌舞伎俳優としての思い、その重さや覚悟がひしひしと伝わってきました。「歌舞伎役者は必要じゃない職業」というお話しは心に刺さりつつも、深く納得させられるものでした。

最後に素敵なおまけがついています。
現場でカメラマンの山本さんと「この写真、すごくいいけど使えないかな~」なんて笑っていたら、編集さんが「ダメもとで行きましょう!」と記事の最後におまけとしてねじ込んでくれて、却下されるかと思いきやOKが出て晴れて掲載となりました。
信頼する編集さんとカメラマンさんのおかげで、この記事を送り出すことができたことが嬉しいです。勘九郎さんと七之助さんの二人の性格や関係性がとてもよく出ているお写真だと思います。

生配信のときはチャット機能もあるので、そちらがどのように盛り上がるのかも気になります。リアルタイムで見られなくても、見逃し配信が当日24時までありますので(チケットは当日22時までの販売となりますのでご注意ください)そちらもぜひご利用ください。

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安田顕×白井晃インタビュー 今考える、時流と演劇~舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド』上演に向けて

エンタメ特化型情報メディアSPICE(スパイス)のサイトにて、執筆記事が公開されました。

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舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド』主演の安田顕さんと演出の白井晃さんへのインタビューです。安田さんと白井さんのコンビネーションが素晴らしくて、笑いっぱなしの楽しいインタビューとなりました。

たくさん笑わせてくださって場を和ませてくださった安田さん。しかしその端々にものすごく「気遣いの人」なんだな、ということがにじんでいました。
私の質問をしっかり聞いてくださって「人と人とのぶつかり合い、っていい言葉ですね」としきりに感心してくださったのが嬉しかったです。
しかし事実確認のために武藤敬司シャイニングウィザードについて調べまくるはめになり、私は何の原稿を書いているんだ?状態に陥りながらの執筆でした(笑)

白井さんは冷静沈着でありながら熱いハートが感じられるお話しをたくさんしてくださいました。安田さんのソロカット撮影中に白井さんと2人で話すタイミングがあったのですが、やはりどうしてもKAATの話ばかりになってしまいました。今年度は白井さんのKAAT芸術監督としてのラストイヤー。こんな状況下でのスタートになってしまったのは残念ですが、KAAT再開を心待ちにしたいと思います。

『ボーイズ・イン・ザ・バンド』は7/18に東京で開幕予定ですが、現状を鑑みて販売座席の見直しが行われるなど、様々な対策を取りながらなんとか開幕に向けて進もうと苦慮されています。
皆さんが安心して劇場に足を運べる日が一日も早く来ることを願うばかりです。

 

ENBUゼミナールのシネマプロジェクトによる最新作 映画『河童の女』 辻野正樹×青野竜平×郷田明希インタビュー

エンタメ特化型情報メディアSPICE(スパイス)のサイトにて、執筆記事が公開されました。

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映画『河童の女』の辻野正樹監督、主演俳優の青野竜平さん、郷田明希さんにインタビューして執筆しました。
カメラを止めるな!』を輩出したENBUゼミナールシネマプロジェクトの最新作です。
ほのぼの系のようでちょっとサスペンスっぽくもあり、淡い恋模様も出てくるけどアクションもあり、という様々な要素が詰まった作品です。
意外な展開を見せたラストシーンを私は「アクション×ファンタジー」だと感じ、なんだかグッときました。
フィクションの力で、人はどこへでも行けるんだなぁ。

舞台となっている民宿「川波」は、飯能に実在します。
宿の中にバーベキュー場があったり、すぐ目の前に高麗川が流れる自然豊かな立地が素晴らしいです。
インタビューでも、川波の素晴らしさが非常によく伝わってきました。いつかきっと行ってみたいです。

kappa-lady.net