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《舞台》二兎社「新・明暗」

二兎社「新・明暗」

2004年10月22日〜11月7日 世田谷パブリックシアター
作・演出:永井愛
出演:佐々木蔵之介山本郁子、木野花、下総源太朗、小山萌子、鴨川てんし、中村方隆、土屋良太

再演。初演からは、山本龍二→鴨川てんし、になっただけでほぼオリジナルキャスト。
脚本よし、演出よし、役者よしと3拍子そろった良い舞台。
結婚して幸せな家庭を築いているように見えるのに、夫には忘れられない人がいて、どうして自分は振られたのかずっと気になっていて・・・。うーん、いろいろ考えながら見てしまった。夫婦って、これまでの人生いろんなことあったのはお互いだけど、一緒になったからには目の前の伴侶に対する誠実さが一番大切になるよなぁ、などなど。隠し事は絶対によくない。うんうん。と、永井さんの脚本から脱線して一人いろいろ考えてしまった。
蔵之介さんは、いろんな意味を含み「頭の良い俳優」さんなんだな、と思う。しかし時折見せる過剰な目のギラギラ感が惑星ピスタチオ時代の悪役っぷりを思い出させて思わずニヤリ。
山本郁子さんは難しい役を体当たりパワー全開で演じ切り、拍手。突き抜け感が爽快。
小山萌子さん、たたずまいの綺麗なお嬢様系かと思いきや、一癖も二癖もある役を面白おかしく演じてびっくり。みなさん体当たり演技ですね・・・とこの舞台の持つパワーに感動。
木野花さん、存在感が素敵です。舞台上にいるだけで面白くなってしまう(笑)