成河インタビュー 42年間上演を重ねてきた、舞台『子午線の祀り』から感じる「救われる思い」とは
エンタメ特化型情報メディアSPICE(スパイス)のサイトにて、執筆記事が公開されました。
成河さんへのインタビューはこれが3回目。
毎回必ず聞いてしまうのが、舞台芸術における“ジャンル”の話。今回はそもそも『子午線の祀り』自体が、日本の演劇の諸ジャンルの俳優が一緒に作る一つの作品として木下順二さんが書き上げた戯曲なので、その問題意識がより明快に伝わるお話しをしていただけました。
本日のKAAT初日を鑑賞しましたが、決して「異ジャンル格闘技」ではなく、それぞれに持ち寄った技術が融合し一丸となった崇高な舞台芸術作品でした。萬斎知盛と成河義経が一つの世界に違和感なく存在する舞台を見ながら、木下さんがやりたかったのはこういうことなんだな、と心が震えました。それを汲み取った萬斎さんの演出、お見事です。
成河さんは高い技術と才能と向上心の持ち主。これからもいろいろ飛び越えてチャレンジしていただきたいです。いつか成河さんがシテのお能が見てみたいなぁ、などと勝手な妄想が膨らみました。