この冬、舞台版と映画版で楽しむ 太宰治の未完遺作小説「グッド・バイ」から広がる“愛ある世界”
歌舞伎座『二月大歌舞伎』昼の部レポート 代々受け継がれた魂宿る仁左衛門の菅丞相『菅原伝授手習鑑』
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先だって十三世片岡仁左衛門二十七回忌法要レポートを書いたこともあってご依頼いただけたのですが、仁左衛門丈が素晴らしすぎるがゆえに、改めて拙文を恥じ入るばかりです。大きな心でこのような機会を与えてくださるSPICE編集部、そして松竹さんに心から感謝しきりです。
幼い頃、佐野市にある母の実家近くの朝日森天満宮を散歩中、この神社は菅原道真を祀っているんだよ、という話を聞いて「東風吹かば~」の和歌を諳んじたところ、今は亡き伯父が「よく知ってるね」と驚きながら褒めてくれて、子供心にとっても嬉しく誇らしかったことを今でも覚えています。仁左衛門丈の菅丞相を見ながらふと、そんなことを思い出していました。
『菅原伝授手習鑑』は見るたびにその物語性に魅せられます。いつか通し上演を見る機会があればと思っています。二月大歌舞伎は26日までです。
「母」がテーマの二人芝居を4人のキャストでより豊かに育てる 音楽劇『春母夏母秋母冬母』稽古場レポート
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12月にインタビューした、演出の糸井幸之介さん、出演者の土屋神葉さん、上西星来さんの舞台作品の稽古場にうかがいました。
初演の舞台は映像でしか拝見したことがないのですが、私が一番泣いてしまったシーンの稽古をちょうどやっていらっしゃる日だったので、稽古を見ながらちょっとジーンときてしまいました。
母が子を思う気持ち。子が母を思う気持ち。どちらも温かくて、切ない。思い出すだけで涙が出そうなくらい、尊いシーンでした。
キャスト4パターンとも全部それぞれに素敵で、本番の舞台も全パターン見比べたい!と思ってしまうくらい。
来週13日からCBGKシブゲキ!! で上演されます。
大泉洋×小池栄子が太宰治の未完の遺作に挑む 映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』成島出監督インタビュー
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ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出で2015年に上演された舞台『グッドバイ』を成島出監督が映画化し、2/14から公開されます。
試写で見ましたが映画版ならではの設定などもあり、楽しくいとおしい作品でした。
映画からも、成島監督のお話しからも、舞台版への愛、太宰治への愛、そして出演俳優たちへの愛がとてもよく伝わってきました。愛があるからこそのとても素敵な映画です。
そして2/4からはシアタークリエにて生瀬勝久さん演出の舞台『グッドバイ』が上演されます。
舞台版を見た方も、これから見る方も、見たことがない方も、これから見る予定がない方も、どなたでも楽しめる映画だと思います。