KAAT神奈川芸術劇場『ビビを見た!』
KAAT神奈川芸術劇場で『ビビを見た!』を鑑賞してきました。
KAATで『ビビを見た!』鑑賞。ちっぽけな人間のリアルに肉薄して醜さや残酷さをさらけ出しているのに、絵本の世界と松井周の世界が融合した舞台は、美しく切なかった。ホタルと母親、ホタルとビビ、それぞれのやりとりがそれぞれに尊くて胸を締め付ける。
— Ayako Hisada (@ayalaugh) 2019年7月5日
『ビビを見た!』取材前に原作絵本を読んだとき、空海『秘蔵宝鑰』の一節、「生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く 死に死に死に死んで死の終わりに冥し」という言葉を思い出した。これはホタルの“一生”を描いた話なんだな、と。
— Ayako Hisada (@ayalaugh) 2019年7月5日
『ビビを見た!』そう思いながらこの舞台を見ると、要所要所で泣けてしまう。人間社会の話だし、親子の話だし、パニック物だし、ボーイミーツガールだし、要素はたくさんあって様々な見方、感じ方ができるけれど、全部ひっくるめてホタルの“一生”の物語なのだ。
— Ayako Hisada (@ayalaugh) 2019年7月5日
松井さんの演出はさすがだったし、俳優さんも皆さん素敵でした。今回はKAAT大スタジオのサイズで作られた舞台でしたが、これをKAATホールで再演したらどうなるんだろう、などと妄想してみたりして。ホールでもいけるくらいのスケールを持った作品だと思うのですが、どうでしょう。
そして、ライター仕事のお知らせひとつ。
現在配布中のKAAT神奈川芸術劇場の広報誌「ANGLE」にて、長塚圭史神奈川芸術劇場芸術参与就任記者懇親会レポートを執筆しました。KAAT館内のチラシラックや公演配布物の中に入っていますので、ぜひお手に取ってご覧ください。 pic.twitter.com/aOqXgyPtpL
— Ayako Hisada (@ayalaugh) 2019年7月5日