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岩井秀人×松尾スズキ×前野健太インタビュー “ひどい人生”を描いた音楽劇?!『世界は一人』 執筆しました

エンタメ特化型情報メディアSPICE(スパイス)のサイトにて、執筆記事が公開されました。

spice.eplus.jp

岩井秀人さんが手掛ける音楽劇、というのにまずびっくり。
松尾スズキさん、松たか子さん、瑛太さん、と超豪華キャストにまたびっくり。
そしてその3人が同級生の設定だというのにまたまたびっくり。
と“びっくり”尽くしの作品内容です。

インタビュー中も、3人の仲の良さというか、信頼関係が伝わってきて、共にクリエーションをした者同士だからこその絆ってやっぱりあるよね、と思いました。

今回、インタビュー中に岩井さんが何度か言っていた「その間をウロウロする」という表現がすごく自分の心に響きました。芝居とミュージカルの間、俳優とミュージシャンの間、舞台上の世界とバンドの間……そのどちらかに固定するのではなく、もっと自由にふわふわと漂うような存在を岩井さんはクリエーションしようとしているのだな、と感じました。決めつけないことで生まれる、岩井さん独自の作品。ここでしか見られない芸術がきっと生まれると思います。

前野健太さんは、以前見たドキュメンタリー映画「ライブテープ」がすごく面白くて衝撃的でした。今回のインタビューでお話をうかがえた今、改めて「ライブテープ」を見たらもっと楽しめるだろうなと思っています。きっと、この頃から前野さんの創作に対する基本的なスタンスは全く変わっていないんだろうなぁ、と思いました。


主演:前野健太×監督:松江哲明『ライブテープ』予告編

松尾さんは、前野さんいわく「ボソボソ」としたしゃべり方の中に、すごくおちゃめだったり、とぼけた感じを見せたり、なんともいえずチャーミングなオジサマでした!記事中にも書きましたが、岩井さんや前野さんとすごくフラットに話していて、時には二人を立てるような場面もあったりして、二人のことを信頼しているのだろうな、と思いました。

まだまだどんな作品になるのか、そのほとんどが岩井さんの頭の中にあるような状態なので、それが舞台上にどのように立ち上がるのか楽しみです。