慢慢走 Walking Slowly

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KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『華氏451度』稽古場レポート 執筆しました

エンタメ特化型情報メディアSPICE(スパイス)のサイトにて、執筆記事が公開されました。

spice.eplus.jp

今回は、KAATから稽古場レポートの依頼をいただき、稽古場に2日通って書きました。限られた時間の中、限られた場面の稽古しか見ることができませんでしたが、それでもこの舞台の雰囲気を味わうことができたと思っています。

印象的だったのは、カンパニーの雰囲気がとてもよかったことです。役者、スタッフ、皆が言葉を掛け合いながら稽古が進行しており、風通しのよい稽古場だな、という感じでした。出演者の内の一人、文学座の粟野史浩さんは旧知の仲ですが、彼がムードメーカのような役割を果たしていたのは、彼の人柄のなせる業、まさに彼らしいな、と変わらぬ姿にうれしくなりました。

実は、この舞台の存在を知ったとき、ライターとして何かお仕事できないかな、と淡い夢を密かに抱いていました。なので、このお話をいただいたときは本当にうれしかったです。ブラッドベリへの愛、白井作品への愛、KAATへの愛などなど、たくさん詰め込んだつもりです。

華氏451度」は、ブラッドベリ作品の中でも1、2位を争う大好きな作品です。本を読むことも所有することも禁じられたディストピアを描いた作品、ブラッドベリが鳴らした現代社会への警鐘は、きっと見る者の胸に響くはずです。KAAT神奈川芸術劇場で9/28(金)に初日を迎えます。多くの方に見ていただけることを願っています。

www.kaat.jp