《映画》「SHOCK WAVE ショックウェイブ 爆弾処理班」
先日、映画「SHOCK WAVE ショックウェイブ 爆弾処理班」(原題:拆彈專家Shock Wave)をシネマート新宿にて鑑賞してきました。
ハーマン・ヤウ監督、アンディ・ラウ主演、フィリップ・キョン出演、となれば見に行かざるをえない……。
ハーマン・ヤウ監督は、「イップ・マン 誕生」「イップ・マン 最終章」の監督です。マニアックな方ならば、アンソニー・ウォン主演の「八仙飯店之人肉饅頭」や「エボラ・シンドローム 悪魔の殺人ウィルス」の監督としてご存知かもしれませんね。
アンディ・ラウはもう説明不要ですね。日本で最も有名な香港スターの一人、と言えるでしょう。大好きな「インファナル・アフェア」ではトニー・レオンと二枚看板、素晴らしかったですね。ジョニー・トー好きとしては「名探偵ゴッド・アイ」のアンディ兄さんは最高すぎます。
そして、フィリップ・キョンも「名探偵ゴッド・アイ」に出演しているのですが、このときのキョン様も最高すぎてもう……!ネタバレなので多くは言えませんが、とにかく「名探偵ゴッド・アイ」最高の作品なのでぜひ見てください。って、趣旨がずれてしまった……。
悪役ホン・ガイパンを演じたチアン・ウーは「捜査官X」や「白蛇伝説」などにも出演していて、あのチアン・ウェンの実弟なんですね!どうりでそっくり。チアン・ウェンは「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」にベイズ役で出演していて、ドニー・イェン演じるチアルートとのコンビが印象的でした。
「ショックウェイブ」は、いろいろ雑な映画なのは正直否めませんが、そんな細かいことは気にしない!とばかりの力わざの数々に恐れ入りました。乱暴な言い方をすれば「アンディ・ラウによる、アンディ・ラウのための、アンディ・ラウ堪能映画」です。コメディのアンディ、ラブロマンスのアンディ、アクションのアンディ、といろんなアンディ・ラウが見られて、アンディ兄さん好きとしては実に楽しませていただきました。ところどころ「インファナル・アフェア」を彷彿させる描写が出てくるのはファンサービスなんでしょうか?エンディングはもちろん、アンディ兄さん歌う主題歌できっちり〆てくれます!
しかしなんといっても、この作品で香港電影金像奨で最優秀助演男優賞を受賞したフィリップ・キョンが素晴らしすぎました!感情むき出しの熱い男の姿に、見ているこっちも熱くなってしまいます。
お楽しみとしては、名優リウ・カイチーがお得意の「ダメな悪人」役で出演していて、ファンは思わずニヤリとしてしまいます。
ド迫力の爆破シーンなど、見ごたえ十分でした。やっぱり香港映画は楽しいな、と思わせてくれました。