エンタメ特化型情報メディアSPICE（スパイス）のサイトにて、執筆記事が公開されました。
記事内にも書きましたが、今公演は昨年ご逝去された安福建雄先生と観世元伯先生を偲ぶ会となっています。
建雄先生が亡くなられたのは7月、元伯先生が亡くなられたのは12月。それからあっという間に時間が流れてしまいました。
元伯先生はまだ51歳という若さでした。まだまだこれからご活躍いただかなければならない方だったのに……と能楽関係者は皆、深い悲しみと悔しさに包まれました。
ご健在であれば、間違いなく今公演にもご出演されていたはず、とその不在を思わず嘆いてばかりですが、某囃子方の先生に「僕らは前を向く、って決めたんです。」と宣言されました。そうなんですよね。どんなに嘆いたって元伯先生は戻らない……わかってはいるのですが、亡くなられてまだ半年。今公演が、能楽関係者たちが前を向く、その後押しをしてくれる会になることを願っています。
なにしろ、一流の演者ばかりが集う貴重な公演です。ぜひ多くの方に御覧いただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします！
