慢慢走 Walking Slowly

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《舞台》こまつ座「円生と志ん生」

こまつ座「円生と志ん生
作:井上ひさし 演出:鵜山仁
出演:角野卓造辻萬長/ひらたよーこ/神野三鈴/宮地雅子/久世星佳

新宿・紀伊國屋ホール 2月5日(土)~27日(日)
鎌倉芸術館大ホール 3月3日(木)
川西町フレンドリープラザ 3月5日(土)

終戦。封鎖された満州南端の大連に閉じ込められた2人の噺家・円生と志ん生
円生を辻萬長志ん生角野卓造が見事に演じ上げる。

作品全体に流れるあたたかさに思わず涙が出そうになった。
優しくきらきらと輝く、舞台上の役者たちの存在に感動した。
にぎやかな演出の中、根底に確かに流れているのは「誰かが誰か(あるいは何か)を想う気持ち」。
人間っていいなぁ、と思わせてくれる。

役者はみんなよかったけど、でもやっぱりなんといっても角野さん。
そのしなやかでやわらかな演技は絶品です。