《舞台》「クリオネ」
「クリオネ」
作・演出:川村毅
出演:手塚とおる、宮本裕子、外村史郎(文学座)、伊澤勉、笠木誠、ルー大柴
・2/3(木)~13(日) 下北沢 ザ・スズナリ
・2/18(金)~20(日) 大阪 精華小劇場
不思議な空気が漂う物語。
殺人は行われたのか、誰が殺したのか、誰が死んだのか、何が真実なのか、何が嘘なのか。
暗さの中におかしさをにじませていて、見終えた後はなかなかの充実感。川村さんの戯曲は重厚でありながら、どこか軽さを兼ね備えている。
手塚とおるの怪しい存在感に、怖いながらもひきつけられる。ルー大柴の、飄々としながらも悩みや暗さを抱えた演技が良かった。ストーリーテラー的存在・外村史郎は、神経症という役をリアルに表現。お見事。