慢慢走 Walking Slowly

好きなことを、好きなように、ゆっくり綴る。

時代の動乱に翻弄されながらも“生きる”ということ~舞台『斬られの仙太』稽古場レポート

エンタメ特化型情報メディアSPICE(スパイス)のサイトにて、執筆記事が公開されました。

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私が拝見した通し稽古では、全員がマスク着用していたので、本番の舞台でマスクを外した出演者たちの表情を見られるのがとても楽しみです。

演出の上村くんとは長い付き合いだけど、取材という形で会うのは初めて。もうすっかり代表的な演出家の一人として大活躍しているのに、私に取材されることについて「なんか緊張する(笑)」と照れくさそうに笑う上村くんを見て、そういうところ変わらないなぁ、となんだか嬉しくなりました。

山森くん、今國くんとも少し話ができたし、2人の活躍ぶりもしっかり感じられて、とても嬉しい取材となりました。

上村くんの「なに、この信濃町感(笑)」という言葉が忘れられません(笑)

(解説:山森くんは文学座座員、上村くん・今國くん・私は元文学座、ということで、文学座のある信濃町のようだ、という文学座ギャグです)

筒井あやめ×秋田汐梨インタビュー いとこ役で初共演の2人が語る、舞台『目頭を押さえた』に挑む思い

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筒井さんも秋田さんも、フレッシュな魅力溢れるお2人でした。

自分には筒井さんと同い年の甥っ子がいるので、こんなに若くてしっかりお仕事もされていて素晴らしいなぁ、となんだか親目線で思ってしまいました(笑)

脚本は、iakuの横山拓也さんによるもの。横山さんはこれからの活躍に期待大の劇作家なので、今作をきっかけに多くの方に横山作品の魅力が届くといいなと思います。

演出は寺十吾さん!寺十さんはかなり以前からご縁があって、現場をご一緒したり、寺十さん演出作品や出演作品を拝見してきているので、ここ最近の演出家としてのご活躍ぶりに少し驚きつつも嬉しく感じています。今回もどんな演出プランで挑まれるのか、とても楽しみです。

寄り道の中にこそ人生の味わいがある~舞台『サイドウェイ』観劇レポート

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先日インタビューした藤重政孝さん主演舞台『サイドウェイ』のゲネプロレポートを書きました。
音楽的センスのある方は、俳優としてもセンスを発揮されることが多いですが、藤重さんもセリフや身のこなしのテンポが心地よい俳優さんだなと思いました。今度はミュージカルに出演している藤重さんも拝見したいです。

登場人物がみんな可愛らしい作品です。観劇後はピノ・ノワールが飲みたくなること間違いなし。

ワイン、人生、Sideways。最後の一文に思いを込めました。
「人生という名のワインには、寄り道したからこそ加わる味もあるはずだ。」

藤重政孝インタビュー~舞台『サイドウェイ』は「人生に寄り添う、体温のような作品」

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今月20日から上演の舞台『サイドウェイ』にご出演の藤重政孝さんにインタビューさせていただきました。

インタビュー後に、親友役で共演予定だった石井一孝さん降板のニュースを聞いて驚きました。藤重さんは石井さんとの初共演を大変楽しみにされていたので残念だと思いますが、代役の神農直隆さんも素晴らしい俳優さんなので、とにかく無事に開幕することを祈りたいと思います。全公演配信もあります。

藤重さんは高校の同級生が大ファンで、一緒に音楽雑誌を読みながら「藤重さんカッコイイ!」と盛り上がったり、藤重さんの曲をカセットにダビング(時代……)してもらって聞いたりしていたので、まさかこうしてインタビューさせていただく日が来るなんて夢にも思いませんでした。高校時代のことを思い出したりしながらちょっとくすぐったいような不思議な気持ちになって、とても楽しい取材でした。

 

藤重さんのバンド、MSTKの楽曲がいくつかYouTubeにアップされています。藤重さんの変わらない歌声がとても心地よくて最近のお気に入り。


MSTK / my Home [LIVE MV]

新国立劇場 2021/2022シーズン演劇ラインアップ説明会~『ガラスの動物園』招聘再挑戦、「50年後に何を残せるかを考えて動いている」

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「正論≒極論≒批判≠議論」シリーズのタイトルについて。小川さんは「決して正論や極論や批判が悪いと言っているのではない」とおっしゃっていました。正論や極論や批判が的を得ていることもあれば、人の心をえぐることもある。「その発言がどういう意図で発せられたものなのか考えていきたい」、そこから議論に繋がっていければ、というのが小川さんの考えだと思います。

今回のお話の中では「考え方も持っている歴史も違う中で、どうやってお互いフェアなコミュニケーションをしながら作品に向かえるか」という言葉が非常に印象に残りました。

正論も極論も批判もあっていいけれど、その発言はフェアな状態で発せられているのか、ということを常に考えたい、という思いを小川さんは強く持っておられるのだと思います。